2014年4月23日水曜日

風天について

☆こんばんは☆

本日は、神石高原、こだわり農場よりブログを更新しています。

先日、4/20(日)は、風天発足から四周年の記念日でした。

…と言っても特に平凡に最高な一日だったのですが、今日は、冒頭から屋号名称の「風天」(ふうてん)について簡単に説明させて頂きます。

まずは、経緯(いきさつ)についてです。

自分の生い立ちは、転勤族の一家の長男で、成人するまでに、二十回以上に渡る引越しを繰り返してきました。

そのおかげもあり、移りグセが体に染み込んでおり、十代の頃は、日本各地を放浪して、飽き足らず19歳からは、タイ旅行をきっかけに、シンガポール、マレーシア、台湾、インドネシア、カナダ、アメリカ、ジャマイカなどの海外を一人放浪していました。
一人と言っても常に仲間には恵まれていましたが。

ある時、インドネシアから帰国したタイミングで、同級生の福山の友達三人が関空まで迎えに来てくれた時の事です。

突然「俺達4人で何か出来る事をやって会社を作ろう」と友にプレゼンされました。

しかし、資金も無ければ、アイディアも無い。あるのは、ノリだけでしたが、僕は、その熱意に興味をそそられ、それまで人生の全てを旅に投資してきた矛先を変え、会社づくりに投資する事を決めました。

そこで、付いた名称が、風天です。
はっきりしたきっかけは、良く覚えて無いのですが、先輩にフーテンってイイ響きじゃないかとプッシュしてもらった気がします。

2010年発足で(フーテン)もゴロが良く。

ただ、フーテンの寅さんの「瘋癲」の字だと、何かコワイ事務所でダラしないイメージを持たれるのも嫌だったので、当初、ネットオークションを利用してビジネスをする案もあったこともあり、大手Yahooさんのhooと楽天さんのtenを足してのhootenと英語表記のバージョンと、仏教十二天より、風を司る風神、風天様の名をお借りした漢字バージョンを用意しました。

ただ、いきなり会社を始めようと思っても簡単に行く訳も無く、色んな事に挑戦しては、失敗の連続でした。

当時、役割りを決める際に、僕を誘ってきたSが代表。Tは、パソコンが得意だったのでSE(システムエンジニア)Yに至っては、一度も働いた経験がなかったので、役職がニート(笑)僕は、役職なんてクソ食らえって感じだったので旅人(笑)って名刺作って配って…フザけたグループでした。

そんな彼らも、風天の開業資金を各々稼いで来ると言い残し、Sは、農薬を作る会社で出世街道(自分とは正反対の道へ…)Tは、花嫁を片手に幸せになり、Yはめでたく仕事を見つけ、それぞれが幸せにやっているのでこの上ない…
が、しかし、風天を振り返れば空洞化にも程があります。
みんな声を掛けても、熱はとっくに冷めているようだし。
自分だけは、人生をかけるつもりで腹をくくってきたので、絶対に諦める訳にはいかない思いです。
3年前に代表の座を譲ってもらい、一人でもやってやると踏み出しました。
東日本大震災のボランティア活動を皮切りに、最初は、飲食店の出前業者から始まり、電気工事業者、デザイン業者、出張散髪業者、サロンでの外注業者など、出来る事を尽くした。
その頃は、これまでの旅費や、入院などのトラブル、車の購入などで気づけば300万円近くの借金があり、それは、常に増え続け、働いても働いても、お金は、ザルを抜けて全く残らない。
大した額ではないのかもしれないけど、本当に苦しくて、何度も人生を諦めかけた。
しかし、ようやく最近リセットできました。
そんな、教訓から教わった事は、絶対に借金をしてはいけないという事。
それさえ守れれば、会社が潰れるリスクはグンと減る。
そもそも、まだ会社組織としては、機能しておりませんが(笑)

有機農法に行き着いたきっかけも、実はそうした背景にもあります。
最終的には、農業がやりたい。
しかし、農薬や、資材などのランニングコストが煩(わずら)わしい。
最初は、そんな考えから、消去法で動いて行ったらオーガニックに辿り付きました。
更に、自分は、科学物資に対して華奢(きゃしゃ)な体質だった事。
農薬を使ってボロボロになっていた祖父を見ていた事。
さらには、農薬と、化学肥料は、戦争の、軍需産業の副産物という事も知って、絶対に使わないと心に決めました。

せっかく生産者になるのなら、美味しさ、安全性の両目を研究して、最高の物を広めていきたい。

そんな一存でやっていく次第っす。

長くなりましたが、以上が、これまでの「風天」の流れです。

さて!レポートや、レポート。
本日の流れ!

じゃーん!
字ぃ汚っ!(笑)
しかも法蓮草の草の字が違う…

これは、何の数値かと言いますと

これが、その数値を弾き出したセットです。

野菜を絞り、機械に載せる…

ピーーっと…
農業者の方はピーンときた方もいるかもしれませんね。

子供が出来たかチェックするヤツじゃないです(笑)

葉っぱに吸収された、窒素分を計る計器です。

この数値が一定値を上回ると、硝酸態窒素という発ガン性物資が含まれている可能性があるのです。

本日は、安全性の研究ですね〜!

尚、以前のブログにも紹介しましたが、これを皆さんの目でもある程度見分ける事が出来ます。

スーパーなどに並んでいる葉物野菜は、不自然な濃い緑色の物を選んでしまいがちかもしれませんが、それが、リスキーな行為に当たります。

濃い緑色の葉っぱこそ、窒素過多になっており、硝酸態窒素が、発生している可能性があるからです。

うすい緑色くらいが、安全性は高いようです。

そして、続いて、県有研会長と先週仕込んだ、イネの培養土。
あの後、木曜日に種米を蒔いたそうですが、僅か5日でこんなに芽が出ていました。

竹で…このハウスの使い方にはビビるっす。恐れ入りやす!

赤いトラクタぁ〜♫
で、農道を行き…

途中で先週、アゼの草取りしたところが、もう畦塗り終わってる〜!と思いながらも軽トラで追います。

何も言わずに、辿り付いた畑で待ち受けていた修行メニューは

まさかのゴボウ掘り!!!
実は、昨日まで腰痛でダウンしていたひ弱な自分に思いっきりムチを打っての過酷なリハビリでした(>_<)
あーざーす!!

とったどーー!!

そして、神石ならではのこの農法。
焼き畑農法!
預言者によると、自分は火のエレメントらしいので火を見ると落ち着きます。
福山でも出来ればな〜…無理だな〜…。

そんな感じで、毎度とんでもなく勉強させてもらってます。
師匠は、最近アルツハイマーを心配してきてるけど、僕に技を伝授するまでは、しっかりしていて欲しいっす
m(_ _)m

さて、明日は、神石有機農業推進委員会の総会に出席してまいります。

それでは、またの報告で☻
チャオチャオ♫
最高の一日を☆

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