2020年4月27日月曜日

パームヤシの堆肥レポートの前書き

お久しぶりです。またしばらくブログを怠っていましたが、いつの間にか世の中は、新型コロナウィルスが流行して社会的にも大変な影響が出てきましたね。
あるお話によると、ウィルスは、生き物のDNAをアップデートさせる作用があるとかないとか、、
人類に与えられた大きな試練だと思って、生き残る為に立ち向かい、乗り越えて遺伝子単位でレベルアップしていきましょう。

さて、本日は、少し珍しい堆肥に関するレポートの前書きです。
今回は、文章ばかりですいません。
いつも、野菜の販売でもお世話になっている親しい方からの紹介で、パームヤシの肥料のモニターに挑戦させていただく事になりました。
原産国は、マレーシア

マレーシアといえば、、
私は10代の後半から20代にかけて、色んな職種を転々と、小銭を稼いでは、リュックサック一つで放浪する、いわゆるバックパッカースタイルの貧乏旅行者だったのですが、アジアの中でも特に思い出に残っている国の一つがマレーシアです。

当時、沢木耕太郎の深夜特急を読んでいた影響もあって、シンガポールから、寝台列車で着いた先はマレーシアの首都クアラルンプール、そこで出会った安宿の客引きをしていたジョージという関西弁を喋るちょっとあやしいマレーシア人と、とても気が合い、毎晩のように宿の屋上で安いウィスキーを飲みながら日替わりの旅行者のゲストを交えて色んな話しをしては、バカ笑いをして打ち解けました。

僕がタイに行って一文無しになってマレーシアに帰った時もジョージは、仲間達と本気で仕事を探してくれたり、日本大使館に案内してくれたり、本当に色々とお世話になった親友の一人です。

みんな心が豊かで、まっすぐ生きている姿に惹かれて、一時は本気でマレーシアに移住したいと思った程、大好きな国になりました。
私見ですが、どこかバブル時代の日本の懐かしさと、まちなかにサソリがいたり、自然の生命力みなぎるワイルドな未知の新しさが交差するところ、というイメージでした。

そんな国が、推進している農業とパームヤシの堆肥。
インドネシアなどの東南アジアでは、よく見かける風景ですが、見渡す限りのヤシの植林地帯。
油をとったり、バイオマス燃料になったり、色々な資材になるようですが、畑だけに言える事ではありませんが、街や工場も、出来る前に元々あった広大な山林は、全て伐採され生態系をリセットして開拓されているという現実は、もちろんあります。

しかし、資本経済の世界のシステムの中で、人が生きて行く為には、それも一つの道であって、実際に沢山の人達の生活が支えられている事も理解できます。
周り回って我々もその恩恵にきっとどこかで授かっていると思いますし、今更反対するつもりもありませんが、これ以上、我々の選択により、多様な生態系や、自然を開発していくと、地球はどこまで持ちこたえるのかと少し心配にもなるので、悩むところでもあります。

既にある物を拡大させずに有効利用させていただけるのなら、オーガニックな土壌改良にもありがたく使わせていただきたいところです。
マレーシアの大地に感謝して、心を込めてレポートさせていただこうと思い、こんな気持ちを前書きにかえさせていただきます。