2014年4月26日土曜日

頭でっかちにならんように

4月26日今週のレポートです。
もう春も後半に差し掛かって本日は、夏日の様な暑い一日でした。

尾道は、カラーズさんからスマートフォンでブログの更新をしています(^ ^)

今週、水曜日に行われた講演会の様子です。

内容は、神石高原有機農業推進協議会の定期総会と、有機JAS認証制度の説明会でした。

15時〜参入しました。

有機JAS認証制度説明会を聞きました。

広島県には、まだ有機JAS認証機関が無いので、兵庫県有機農業研究会(兵有研)の枠組みになります。

写真の講師を務めたのは、兵有研の理事を務める赤城さん。

毎回、講師さんは、質問や、相談が殺到で少々可哀想です(笑)

自分も、ISOの規定の文書内にある、秘密保守義務について質問しました。

それは、個人情報などの公開について、保守するという意味らしいです。
しかし、その個体が動いた情報を、全て国に握られるという意味にも置き換えられる。
そこまで信用できる国家なのか…そこまで考えさせられてしまう(笑)

有機JASには、自分には、正直納得できない点が沢山あるので、よっぽど執拗に迫られない限りは、今のところあまり取る気はありません。
が、一応勉強はしています。

さて、ところ変わり、次は、福山市箕島町にある、風天ファームから♫

ゴールデンウイークに向けて、播種していた、ほうれん草が元気に育っています!

こちらは、大葉春菊☆
ゴールデンウイークには、間に合い!そうにないか…(?)

200円で支柱とネットを建てた、スナップエンドウ達(^ ^)
少しづつ手を伸ばしだした。

大麦に、燕麦も、せっせと土を掘ってくれていそうだ。
魅せろ、天然のプラソイラー♫

苗床も徐々に活気づいております!

ネギが中指を立てている…
「赤ネギ」こいつらは、なかなかタフなやつらだから種取りしてやろう!

ネギ坊主に種がつくのが楽しみです。

カボチャの苗を少し定植しました。
まだ大分余ってます。

ラディッシュ、大根、ニンジンが芽を出しました。

玉ねぎの産毛がのぞいています。

ジャガイモも賑やかになりつつあります。

人や、犬がたまに入ってくるので、竹垣を製作中です。

今週は、月曜日が腰痛からの不調で、体をリハビリさせながらの農作業だったので、思うように事が進まずに悪循環でした。

しかし、なるべく体に負担がかからないやり方を研究しながら完全復活を図り、チャンスに変えていきたいと思います。
来週も最高の日々を目指して頑張ります。

それでは、またの更新でお会いしましょう!

アクセス頂き、ありがとうございます
(^人^)ちーっす☆


2014年4月23日水曜日

風天について

☆こんばんは☆

本日は、神石高原、こだわり農場よりブログを更新しています。

先日、4/20(日)は、風天発足から四周年の記念日でした。

…と言っても特に平凡に最高な一日だったのですが、今日は、冒頭から屋号名称の「風天」(ふうてん)について簡単に説明させて頂きます。

まずは、経緯(いきさつ)についてです。

自分の生い立ちは、転勤族の一家の長男で、成人するまでに、二十回以上に渡る引越しを繰り返してきました。

そのおかげもあり、移りグセが体に染み込んでおり、十代の頃は、日本各地を放浪して、飽き足らず19歳からは、タイ旅行をきっかけに、シンガポール、マレーシア、台湾、インドネシア、カナダ、アメリカ、ジャマイカなどの海外を一人放浪していました。
一人と言っても常に仲間には恵まれていましたが。

ある時、インドネシアから帰国したタイミングで、同級生の福山の友達三人が関空まで迎えに来てくれた時の事です。

突然「俺達4人で何か出来る事をやって会社を作ろう」と友にプレゼンされました。

しかし、資金も無ければ、アイディアも無い。あるのは、ノリだけでしたが、僕は、その熱意に興味をそそられ、それまで人生の全てを旅に投資してきた矛先を変え、会社づくりに投資する事を決めました。

そこで、付いた名称が、風天です。
はっきりしたきっかけは、良く覚えて無いのですが、先輩にフーテンってイイ響きじゃないかとプッシュしてもらった気がします。

2010年発足で(フーテン)もゴロが良く。

ただ、フーテンの寅さんの「瘋癲」の字だと、何かコワイ事務所でダラしないイメージを持たれるのも嫌だったので、当初、ネットオークションを利用してビジネスをする案もあったこともあり、大手Yahooさんのhooと楽天さんのtenを足してのhootenと英語表記のバージョンと、仏教十二天より、風を司る風神、風天様の名をお借りした漢字バージョンを用意しました。

ただ、いきなり会社を始めようと思っても簡単に行く訳も無く、色んな事に挑戦しては、失敗の連続でした。

当時、役割りを決める際に、僕を誘ってきたSが代表。Tは、パソコンが得意だったのでSE(システムエンジニア)Yに至っては、一度も働いた経験がなかったので、役職がニート(笑)僕は、役職なんてクソ食らえって感じだったので旅人(笑)って名刺作って配って…フザけたグループでした。

そんな彼らも、風天の開業資金を各々稼いで来ると言い残し、Sは、農薬を作る会社で出世街道(自分とは正反対の道へ…)Tは、花嫁を片手に幸せになり、Yはめでたく仕事を見つけ、それぞれが幸せにやっているのでこの上ない…
が、しかし、風天を振り返れば空洞化にも程があります。
みんな声を掛けても、熱はとっくに冷めているようだし。
自分だけは、人生をかけるつもりで腹をくくってきたので、絶対に諦める訳にはいかない思いです。
3年前に代表の座を譲ってもらい、一人でもやってやると踏み出しました。
東日本大震災のボランティア活動を皮切りに、最初は、飲食店の出前業者から始まり、電気工事業者、デザイン業者、出張散髪業者、サロンでの外注業者など、出来る事を尽くした。
その頃は、これまでの旅費や、入院などのトラブル、車の購入などで気づけば300万円近くの借金があり、それは、常に増え続け、働いても働いても、お金は、ザルを抜けて全く残らない。
大した額ではないのかもしれないけど、本当に苦しくて、何度も人生を諦めかけた。
しかし、ようやく最近リセットできました。
そんな、教訓から教わった事は、絶対に借金をしてはいけないという事。
それさえ守れれば、会社が潰れるリスクはグンと減る。
そもそも、まだ会社組織としては、機能しておりませんが(笑)

有機農法に行き着いたきっかけも、実はそうした背景にもあります。
最終的には、農業がやりたい。
しかし、農薬や、資材などのランニングコストが煩(わずら)わしい。
最初は、そんな考えから、消去法で動いて行ったらオーガニックに辿り付きました。
更に、自分は、科学物資に対して華奢(きゃしゃ)な体質だった事。
農薬を使ってボロボロになっていた祖父を見ていた事。
さらには、農薬と、化学肥料は、戦争の、軍需産業の副産物という事も知って、絶対に使わないと心に決めました。

せっかく生産者になるのなら、美味しさ、安全性の両目を研究して、最高の物を広めていきたい。

そんな一存でやっていく次第っす。

長くなりましたが、以上が、これまでの「風天」の流れです。

さて!レポートや、レポート。
本日の流れ!

じゃーん!
字ぃ汚っ!(笑)
しかも法蓮草の草の字が違う…

これは、何の数値かと言いますと

これが、その数値を弾き出したセットです。

野菜を絞り、機械に載せる…

ピーーっと…
農業者の方はピーンときた方もいるかもしれませんね。

子供が出来たかチェックするヤツじゃないです(笑)

葉っぱに吸収された、窒素分を計る計器です。

この数値が一定値を上回ると、硝酸態窒素という発ガン性物資が含まれている可能性があるのです。

本日は、安全性の研究ですね〜!

尚、以前のブログにも紹介しましたが、これを皆さんの目でもある程度見分ける事が出来ます。

スーパーなどに並んでいる葉物野菜は、不自然な濃い緑色の物を選んでしまいがちかもしれませんが、それが、リスキーな行為に当たります。

濃い緑色の葉っぱこそ、窒素過多になっており、硝酸態窒素が、発生している可能性があるからです。

うすい緑色くらいが、安全性は高いようです。

そして、続いて、県有研会長と先週仕込んだ、イネの培養土。
あの後、木曜日に種米を蒔いたそうですが、僅か5日でこんなに芽が出ていました。

竹で…このハウスの使い方にはビビるっす。恐れ入りやす!

赤いトラクタぁ〜♫
で、農道を行き…

途中で先週、アゼの草取りしたところが、もう畦塗り終わってる〜!と思いながらも軽トラで追います。

何も言わずに、辿り付いた畑で待ち受けていた修行メニューは

まさかのゴボウ掘り!!!
実は、昨日まで腰痛でダウンしていたひ弱な自分に思いっきりムチを打っての過酷なリハビリでした(>_<)
あーざーす!!

とったどーー!!

そして、神石ならではのこの農法。
焼き畑農法!
預言者によると、自分は火のエレメントらしいので火を見ると落ち着きます。
福山でも出来ればな〜…無理だな〜…。

そんな感じで、毎度とんでもなく勉強させてもらってます。
師匠は、最近アルツハイマーを心配してきてるけど、僕に技を伝授するまでは、しっかりしていて欲しいっす
m(_ _)m

さて、明日は、神石有機農業推進委員会の総会に出席してまいります。

それでは、またの報告で☻
チャオチャオ♫
最高の一日を☆

2014年4月18日金曜日

米作り開始と週間ダイジェスト

風天ファーム、今週の経過報告です

月〜火曜日は、神石にて、米作りがスタートしました。

農薬、化学肥料無添加の米作りは、広島県有機農業研究会(ひろゆうけん)の会長、伊勢村先生の元で出来高歩合制で学ばせていただきます。

まずは、先生の神石こだわり農園より、数枚の写真を上げていきます。

満月が棚田に写り込んだ今週のベストショット☆

猪を追いかけ回し、逃げられた後の一枚。

明朝の気温は-3℃…!
神石では、まだまだ霜の降りる日が続いています。

師匠の育苗ハウス。

こんな寒いところなのに、見事に育っています。

種米のようす。

種子消毒にも、化学物質を使わないので、温湯消毒といって、60℃のお湯に10分間浸けて、すぐに冷水で冷ます処理を行った後。

種類ごとに袋分けにしています。

伊勢村先生は、気さくで、とても社交的なので、山奥に住んで居ても来客が絶えない。

育苗の準備と並行して、田んぼの準備を行います。
まずは、畔の草刈りから。

近所の農家さん達も高齢化が進み、次から次へと頼まれるらしく、耕作可能な農地は何町歩あるのかも分からないと。

しかし、農作物に被害をもたらすものも後を絶たない。
イノシシ、猿などの動物に鳥、虫…
いくら共生の美学を持ち合わせても、去年はほとんどの米をイノシシに食われたのだから、たまったもんじゃない。

↑写真は、モグラの巣。

畔にあると、水が抜けてしまうので対策を練る。

だだっ広い土地に、綺麗な空気。

山賊の小屋をイメージして建てたという高床式の山小屋。

師匠は、やんちゃな遊び心も満載です。

オフロードだろうが、容赦なく軽トラで突っ込む(笑)

手製の炭焼きカマド。

何か、遠い海外に来たみたいです。

とても上質な炭が出来ます。

近々、炭焼き特集もしましょう♫

プロは、草刈り機の刃も研いで使うのか…恐れ入ります。

写真奥は、最近、僕の事を覚えてくれてようやく吠えなくなった番犬のセイちゃん。

さて、お米の育苗の準備開始です!

まず真砂土と、黒ぼく土の二種類を、回転式のフルイにかけます。

それらを混ぜた、オリジナルブレンドの土を、200枚以上のトレーに入れていきます。

水もちを良くする為に、トレーの底には、半紙のような専用の紙をひきます。

そして、道具を使い、面を綺麗にならします。
ここまでで、下準備が完了です。

山桜の下で、大量のジャガイモを植えているご家族の様子。

善い環境ですね〜。

しかし、これがまた写真じゃ映り切らないくらい広いんです…(^◇^;)

そして、福山風天ファームは…

去年、神石で美味しい白カボチャと出会って、初めて自分で種取りして発芽させる事に成功しました!

自家採種で発芽率が低い事を懸念して、多めにバラ蒔きしたのが、いい意味で期待を裏切ってくれました。

びっしりと根が張る前に、ひとつづつ優しく分けて…

鉢上げしました。
まだ、これで一部なので、とても沢山の白カボチャの苗が出来るのですが、スイカやカボチャは、とても面積をとるので、限られた農地に、闇雲に植えるわけにはいきません。

そこで、今年は、カボチャを台木にした接ぎ木にも挑戦してみたいと思います。

カボチャの根っこは、よく張って吸い上げる力がとても強力なので、スイカなどの根っこと交換してみる寸法です。



圃場の整備。
スクラップでいただいた塩ビパイプ三本を使い、排水管工事を施しました。

常肥(原肥)の発酵鶏糞を運ぶ様子。
運搬車が無くても四駆の軽トラが役をしてくれます。

次回、作付けする約3アールを耕しました。

そして、今日は、朝から尾道で、最初借りていた畑も耕しに行きました。

ここは、先輩の土地で、皆んなで畑をやろうという企画で、面白そうなので参加しました。

以前は、これだけの規模の畑でも何日もかかってヒィヒィ言ってやっていたけど、今となっては、ものの2〜3時間で楽勝でした。

この後、山に行って、竹を切って沢山持って帰りました。
竹は、農業資材として使うつもりです。

そんなこんなで、写真を絞ったつもりですが、いっぱいになってしまい、ダウンロードが重くなってしまっていたらごめんなさい。

次回は、もっと芽が出てくれる事を楽しみに、最高の日々を研究していく次第です。

最後に、個人的な出来事になりますが、最近は、外食が続いたので体が鈍いっす…。

体は、食べた物だけで出来ているとは、先輩の受けおりですが、やはり善い物を食べて入れ替えると、考え方も変わってきます。

東洋医学を学んだ先輩から、最近、循環が悪いと忠告され、善い野菜を作る為にも、もう一度、健康と向き合う機会にしていきたいです。

皆さんも健康に気を使っている事はありますか?
あれば、是非広めていきましょう(^^)

それでは、またお互い健康でお会いしましょう☆

最高の一日を!