2014年11月23日日曜日

ロケットコンロの作り方

ロケットコンロを作る際の作業工程を記録しました。
イベントに持って行ったところ、どうやって作ったのかと質問が多かったので説明します。

まずは、二段重ねの下になるペール缶の一箇所に、煙突のT字を使い、燃やし口を作る為に、穴を開けます。
写真は、その下準備をしている時の様子です。
油性ペンで、煙突の差し込み部分を当てがってライン取りをしました。

古くなった収穫バサミを使ってラインの円の中心から外へ向けて全方向に適当な感覚で切れ込みを入れていきます。
ハサミの刃が傷むので、ボロを使うのが無難です。
手を切り易いので、手袋をすることをおすすめします。

切った部分を缶の内側に向かって根元から折り込んで、空いた穴にT字の煙突を差し込みます。
その後に、煙突のエルボをつなげて、エルボの口が上向きで、缶の中央にくるように配置します。

内側の写真

外側の写真

次にホームセンターで買ったアルミテープを使います。

煙突を固定する為と、隙間を埋める為に、連結部分にアルミテープを巻きます。

次に、先ほど穴を開けたペール缶とは別の、もう一つの缶の底を使ってコンロの上部を作っていきます。
真ん中の穴を空ける部分に煙突を当てながら油性ペンで縁取りを書きます。

再び、円の中心からハサミで切り込みを入れていきます。
マイナスドライバーとハンマーを使って先に穴を空けておくと簡単です。

下の缶になる口のリングをハサミで切りました。
深夜で近所迷惑になるので、サンダーは使えませんでした。
この切った部分に上の缶がかぶるので、出っ張ったところは、ハンマーで叩いておきます。

そして、断熱材として使用したのはホームセンターで購入したこちらのバーミキュライト。
一般的に使われるパーライトに比べても安くて軽いので持ち運びにも向いています。
40リットルでちょうどペール缶2つ分入れられます。

コンロの上部になる方から先に、あらかじめ煙突を軽く刺した状態で断熱材を押し込みながら敷き詰めます。

そして、ここからが少々、知恵と技の使いどころ…
庭師をしていた頃に覚えたスキルでカバーしました。
使ったのは、麻布の帯。
本来、移植する木の根っこを覆ってこてする物です。

木の根っこを覆う容量でグルグル巻きにして断熱材がこぼれないようにしてひっくり返します。

下の缶にも断熱材を敷き詰めます。

上の缶と下の缶をくっつけて、麻布をグルグル回収します。

ぐちゃぐちゃになります。
おかあちゃんに怒られる前に片付けましょう。

連結部分にもアルミテープを巻いて、断熱材がこぼれるのを防ぎます。
アルミテープは頑丈なので缶同士もしっかりとくっつきます。

最後にスプレーで塗装して、飛び出た煙突を切って、ゴトクを載せて完成です。
早速イベントで使いました。
薪をたくさんくべれば寸胴鍋だってあっという間に沸騰する火力になります。

0 件のコメント:

コメントを投稿